社員の言い訳に対処できない

【言い訳】と【意見】の違いはどこにあるのでしょうか。スタッフが述べている内容は【意見】なのか【言い訳】なのか。経営において組織を動かすには、この違いを読み解くことができるのが優先です。

詳細解説

【責任をとる】のか【責任をとらない】のか

実は、話している「内容」で【言い訳】と【意見】の違いが出るわけではありません。
ビジネスにおいては、話している「内容」について、【責任をとらない】のか【責任をとるのか】という姿勢が違うのです。

責任をとるつもりで話している内容は【意見】。
無責任で話しをしているときは【言い訳】なのです。そう、こんな事例がありました。議論が終盤に差し掛かり、ほぼ議論の内容が確定しようとしていたときに、「やはり、この内容は不可能ではないでしょうか」という意見が出されたのです。その意見はまちがっていない。しかし、代替案は何も出てきませんでした。

この方の意識では、自分なりに分析した結果の【意見】を言ったつもりでしょう。しかし、ビジネスにおいては、実行されないものは結果を産み出しません。不可能と言ったところで何も結果を産まないのです。代替案がない、ということは、「責任をとるつもりがない」ということ。だからこそ、この内容は、【言い訳】と判断できるのです。

無責任な【言い訳】は排除する

【言い訳】と判断できた時は、その場で「姿勢」を問いただすことです。
具体的には、「その内容は意見のようですが、こちらには言い訳にしか聞こえません。いかがですか?」と聞いてみることです。「もし、意見ならば代替案が出てくるのが普通です。出てこないのは、無責任と見られてしまいますが、いかがですか?」 とさらに深く聞いていくことです。

ビジネスにおいて会議、ミーティングというのは、結論を出す場所です。
アイデアを言い合う会議は別です。はき違えないようにし、無責任な【言い訳】を排除していくことが人を動かしていく優先項目なのです。

この細かな作業が少しずつ組織の実行レベルを上げ、結果を生んでいくわけです。
たかが言い訳、されど言い訳。社内から【言い訳】をなくしてしまいましょう。トップが言い訳に対して対処できるようになれば、リーダーも同じようなことが可能です。組織形成の1歩が進むのです。

具体的に、こんな社員・スタッフの言い訳があり、対処に悩むことがあるようでしたら問い合せページより声をかけてください。

コンサルティング・取り組み例

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