発展期においては、リーダーの成長が不可欠。「成長期」が組織の強さをつくる時期だと考えると、「発展期」は組織の【固さ】を形成する時期と言えます。そして、その組織の固さにはリーダー力が大きく関わっているのです。

リーダーの成長には、【当事者意識】と【問題解決力】が求められます。その上で、【問題解決力】という技術力を備えている必要があるのです。仕事上の問題にはじまり、社内の問題、人間関係の問題まで含むため、すべてを一度に習得することは難しいですが、その都度、リーダーとしての問題解決力を身につけていくことが理想です。そして、リーダーが育てば、発展期も乗り越えられるのです。

詳細解説

リーダーの成長に不可欠な【当事者意識】と【問題解決力】。
当事者意識は、リーダーに数値目標を持たせること、その目標に対して100%自分が関わることによって達成することで意識が芽生えてきます。「そうか、自分がやるしかない」という意識の芽生えから、成功体験を積みながら「私が必ずやります」という意識変化へと到達するのです。これは、【逃げない姿勢】とも言われます。当事者意識が不足していたり、逃げない姿勢が見られないリーダーに人は全くついていきません。

権限と責任の範囲を明確にし、課題・問題に立ち向かわせる

そのような場合には、まず環境的に逃げられない状況が必要です。
「退路を断つ」という言葉がありますが、そこまで権限と責任の範囲を明確にするのです。その上で、リーダーとしての、課題・問題に立ち向かわせます。たとえば、営業のリーダーならば、ここで営業戦略を考えることになるでしょう。売上、利益という目標数値から逃げられないので、なんとしてでも達成することに知恵を絞るようになるのです。「必達する」というレベルです。

【顧客】と【他社】と【自社】の関係を徹底的に見つめ直す

必達するには、【顧客】と【他社】と【自社】の関係を徹底的に見つめ直すことです。
この3つの項目について深く知っている人ほど営業戦略が明確に浮かんでくるものなのです。また、長年仕事をしているベテランでも意外に【顧客】、【他社】、【自社】については知らないものです。そこまで深く考えなくても売上が継続していたからでしょう。しかし、今後は、そのままでは減少するばかり。そのためにも営業戦略という、ひとつの問題解決力をリーダーは養っていく必要があるのです。

【問題解決力】の修得・成長により、発展期を乗り越える

【問題解決力】とは、仕事上の問題にはじまり、社内の問題、人間関係の問題まで含んできます。すべてを一度に習得することは難しいですが、その都度、リーダーとしての問題解決力を身につけていくことが理想なのです。プレイングマネージャーと呼ばれる中間管理職の方々は、プレイヤーとして成績を求められつつも、リーダーとして【当事者意識】と【問題解決力】を求められるので、最も成長する時期ではないでしょうか。リーダーが育てば、発展期も乗り越えられるのです。

【会社診断】で自社のリーダーのレベルを知る

この発展期のステージでひとつ突破口を見つけたい経営者の方に評価いただいているのが、【会社診断】です。実際に、「うちのリーダーがどのレベルにいるのかわからない」という声を聞くことがあります。業界内で、世間一般で、どのレベルのリーダーに育っているのか、はっきりさせることは、経営に客観性を持つことになります。人で言う「健康診断」と同じです。平均値となる基準値から自社を眺め、そこから将来戦略を描いていくことが経営に正確性をもたらします。

fjコンサルタンツの場合、この会社診断では、リーダー幹部の面談にはじまり、営業部門などのスタッフ面談まで行います。どこまでの思考回路を持って、仕事に臨んでいるのかがはっきりしてしまいます。いつも大きなことを言っているリーダーでも、具体的な策を持っていないことがわかったケースもありました。その場合、リーダーをそのままにしておいては、会社の損失です。機会が失われているのです。これを防ぐためにも、すぐにでも手を打つことをおすすめしています。なぜなら、取り戻すのに、年単位の期間が必要だからです。気づいた時には遅かった、ということにもなりかねません。少しでも気になる経営者の方は、お問い合わせください。

コンサルティング・取り組み例

  • 各部署の連携におけるボトルネックを探り出し組織効率をアップ
  • リーダーの実力を各要因ごとにポイント化。若手抜擢がスムーズに可能になり組織が活性化
  • 組織が巨大化する前の土台づくりのために必要なリーダー像を明確化しヘッドハンティング